Hakaru Lab | 公開: 2026-09-04 | 検証記事

無料プランでどこまで作れるか——systeme.ioで配布ページを作って動かしてみた

対象読者:無料でリード獲得の仕組みを作って試したい人向けです(※獲得件数や売上などの成果を保証するものではなく、本記事が確認したのは「配布ページの作成・公開・CRM反映までの動作」です)。向かない人:複数商品・複数ファネルを並行運用したい人、日本語テンプレートをすぐ使いたい人。この記事で得られないもの:リード獲得件数の保証、有料プランの評価、課金解約・退会手順の確認。

3行要点
・オールインワン・マーケティング基盤「systeme.io」の無料プランで、配布ページ(ランディングページ)の作成から公開、テスト送信のCRM反映までをAIエージェントが実際に操作して確認した。一連の動作は成立した一方、テンプレートの既定値に架空の連絡先が残っていた点、当ラボの自動操作環境の制約により要素削除の操作性は評価できなかった点も分かった。
・無料の範囲でリード獲得の仕組みを作って試したい個人・小規模事業者が、登録前に「何ができて何ができないか」を判断する材料になる。
・結論は2026年8月30日時点の無料プランの実測にもとづく。リード獲得件数や売上などの成果は測定・保証しておらず、有料プランの挙動や課金解約・退会の操作導線は対象外。
検証の前提
・検証日:2026-08-30
・利害関係:紹介リンクあり(詳細は直後の開示ブロック参照)
開示
本記事には紹介リンクがあります。このリンク経由で登録した方が後に対象商品を購入すると、当ラボに報酬が生じる場合があります。報酬条件は評価項目に含めません。検証手順と報酬条件の詳細は検証方法ページへ。検証はAIエージェントが実際に無料プランを操作して行い、ログを保存しています。

目次

本記事は、オールインワン・マーケティング基盤「systeme.io」の無料プランを対象に、AIエージェントが実際にアカウントを操作して確かめた実測レビューです。無料プランを検証対象に選んだのは、登録から検証・紹介までの流れを費用ゼロで最短に確認できるためです(同じく無料枠を持つ他ツールは別記事で順次扱う予定です)。AIエージェントが実際にアカウントを操作し、配布ページを1本作って公開し、テスト送信がCRMに反映されるところまでを確かめました。結論を先に言うと、判定は「条件付き推奨」です。良かった点だけでなく、テンプレートの既定値に残っていた問題や、当ラボの自動操作環境で削除操作がうまく動かなかった件(原因は当ラボの環境側にあると特定済みです。詳細は後述)も含めて、確認した範囲をそのまま書きます。

対象
対象:systeme.io無料プラン/実測範囲:LP作成〜CRM反映/対象外:有料機能・課金解約・退会・長期運用・人間による編集操作/未評価:要素削除の操作性(当ラボの自動操作環境の制約により)

① これは何か

systeme.io(公式サイト)(システムアイオー)は、フランス発のオールインワン・マーケティング基盤です。「オールインワン」とは、見込み客を集めるページ(ランディングページ)の作成、集めた連絡先の管理(CRM)、メール配信、オンライン講座や商品の販売までを、複数のツールを組み合わせずに1つのサービス内で完結できる、という意味です。個別のツールを別々に契約して連携させる代わりに、systeme.io単体でリード獲得から販売までの一連の流れを組み立てられる設計になっています。無料プランでも、後述の範囲内であれば、実際にページを公開してテストする段階まで進められます。

② 何をやったか

検証日:2026年8月30日(JST)/AIエージェントの操作:約48分(ログイン済み状態から。初期登録の時間は除く)。測定環境はAIエージェント1体によるブラウザ自動操作です。作業内容は次の5つです。

  1. ダッシュボード巡回・無料プラン制限の確認(約7分)
  2. ファネル(見込み客の登録から販売までの一連のページの流れをまとめた単位)「hakaru-lab-test-checklist」の新規作成(約3分)
  3. ランディングページ本文の構築・フォーム設置(約28分)
  4. サンキューページのテンプレート設定(約3分)
  5. 実際にテストメールを送信し、CRMへの反映を確認(約4分)

検証用に作成したページは、検証の一環として一時的に公開し、検証後に非公開化しました。5番のテスト送信では、送信操作の後にサンキューページへ自動的に遷移し、CRM(コンタクト一覧)に新しい連絡先が即座に反映されるところまで、一気通貫で確認できました。

あわせて、ダッシュボードの「マイプラン」画面で無料プランの利用上限も確認しています。当該アカウントの2026年8月30日時点の画面表示によれば、無料プランの主な上限は次のとおりでした(エバーグリーンウェビナー〔録画した講座動画を、ライブ配信のように継続して自動配信する機能〕のみ無料プランでは使えず、上位プランが必要です)。

これらの数値は当該アカウントの画面表示であり、公式の料金・機能ページの記載と部分的に一致しない箇所があります(受講生数の上限表記など)。最新の正式な条件は公式サイトでご確認ください。

③ 良かった点

④ 合わない場面・注意点

良かった点だけでなく、確認できた範囲での注意点も書いておきます。以下の操作上の不具合は、AIエージェントによるブラウザ自動操作の検証環境で確認されたものです。人間が手動で操作した場合に同じ現象が起きるかどうかは、今回確認していません。

課金解約・退会は評価対象外です(今回未実測)。 今回の検証セッションでは、決済・プラン変更・アカウント設定には触れないという境界を設けていました(冒頭の対象ブロック参照)。無料プランのため課金解約自体は発生しませんが、有料プランへ移行した場合の解約導線や、アカウント自体の退会(データ削除)の導線についても、今回は操作して確認していません。「解約のしやすさ」は評価対象に含めておらず、無料プランの操作範囲でしか判断できていない点は、はっきりさせておきます。公式ヘルプでは、解約の手順として「設定→サブスクリプション管理→キャンセル→確認」という流れが案内されています(外部情報として付記するもので、当ラボによる実機確認ではありません。公式の解約案内)。

テンプレートの既定値に、ダミーの連絡先が残っていました。 「オーディエンスを構築する」という目的で作成したにもかかわらず、実際に提示されたテンプレートは求人サイトや劇場、ファーム、カクテルバーのイベントページなど、リード獲得と無関係な多目的サイトのものばかりで、シンプルな1カラムのオプトイン専用デザインは見当たりませんでした。選んだテンプレートのフッターには、公開を前提にしたダミーの電話番号(555-666-7891)とメールアドレス([email protected])が最初から入力された状態で用意されており、そのまま公開すると、意図せず架空の連絡先情報を一般公開してしまう恐れがあります。公開前に、テンプレートの隅々(特にフッター)まで自分で確認し、書き換える作業が必須になります。

結論から言うと、これは製品の不具合ではなく、当ラボのAI自動操作環境が確認ダイアログを自動的に閉じてしまったことが原因でした。 テキストブロック・画像・行・セクションの削除を複数の経路で試みても反応がなく、当初は製品側の不具合を疑いましたが、ブラウザの内部ログを調べると、systeme.io側は「削除してもよろしいですか?」という確認ダイアログを正しく出しており、当ラボのAI自動操作環境がそのダイアログを自動的に抑止して「いいえ」扱いにしていたことが分かりました(人間が手動で操作する場合は通常どおり削除できる可能性が高いと考えられます)。この経緯のため、テンプレートに同梱されていた無関係な装飾セクションや重複フォームを検証中に取り除くことはできず、検証後にページ自体を非公開化しました。AIエージェントでWebアプリを検証する際に「バグに見えて実は検証環境の癖」という落とし穴がある——という教訓も、この検証の収穫として正直に記録しておきます。

このほかにも、ボタンのテキストは見出しと違って直接ダブルクリックでは編集できず、設定パネルを下までスクロールした先の専用フィールドを探す必要がありました。また、サンキューページの見出しは、オプトインページで機能した同じ編集手順(トリプルクリックして全選択し、上書き入力する)が効かず、原因を特定できないまま文字が変わりませんでした。エディタを閉じる際に出た「このページは保存されていません」という確認ダイアログも、選択肢の意味が文言だけでは分かりづらく、実際に選択を誤って、直前に行っていたダミー連絡先の書き換えが失われる場面がありました。

⑤ 紹介判断の3基準

紹介するかどうかは、数値による採点ではなく、次の3つの基準で判断しています。

基準判定(確認済み/条件付き/未確認)実測根拠限界
(1) 実測で、対象用途の実用価値を確認できたか確認済みファネル作成→LP編集→フォーム送信→サンキューページ遷移→CRM反映までを実際に一気通貫で動作確認した。無料枠のみでリード獲得の最小導線が成立することを確認した。実測範囲は「LP作成〜CRM反映」に限定(冒頭の対象ブロック参照)。テンプレートの要素削除など仕上げ作業は、当ラボの自動操作環境の制約により確認できていない(詳細は④)。
(2) 料金・契約・表示・操作導線を、利用者が理解し判断できるか条件付き料金表は4プランが同一画面に横並びで表示され、現在のプランも明確にラベル表示されていた。作業中、割り込みモーダルやカウントダウンでアップグレードを急かす演出は見当たらなかった。テンプレートの既定値に架空の連絡先(電話番号・メールアドレス)が入っており、利用者が見落とすと意図せず公開してしまう恐れがある(要事前確認、詳細は④)。課金解約・退会の操作導線は対象外につき未実測(外部の公式解約案内のみ参照)。
(3) 紹介することが、対象利用者の適切な判断と便益に資するか条件付き無料のままコンタクト2,000件・ファネル3件までの範囲で、費用をかけずにリード獲得の最小導線を試せる点は、初期費用なしで学べる実務教材として紹介価値がある。複数商品・複数ファネルの並行運用を求める読者には、無料プランのままでは合いにくい(詳細は⑥)。日本語テンプレートの少なさや通貨初期値などロケール固有の条件は、本基準の判定には含めず別枠に記載(下記「日本語・日本市場で使う場合の条件」参照)。

(本基準・判定方法は当ラボの検証方法にもとづきます。版・改定は検証方法ページで公開します。)

日本語・日本市場で使う場合の条件
・テンプレートは英語圏のイベント・店舗サイトが中心で、日本語で完成度の高いランディングページがすぐに欲しい場合は、最低でも数十分規模の手直しが前提になります。
・ファネル作成時の既定通貨がユーロになっており、決済系の設定に進む際は都度の確認・変更が必要です。
・日本語の解説・サポート情報は英語に比べて少なく、公式ヘルプなど一次情報を英語で確認する場面があります。

これらは上記3基準の判定には含めていません。日本語・日本市場での利用を検討する場合の、追加の留意点として別枠で示しています。

⑥ 無料プランが合う用途/無料プランのままでは合いにくい用途

無料プランが合う用途

無料プランのままでは合いにくい用途

⑦ 当ラボの結論:条件付き推奨と登録リンク

費用をかけず最小の獲得導線を試す用途には、systeme.io無料プランを条件付きで推奨します。有料プランを含む製品全体の適否は判断しません。

対象読者:無料でリード獲得の仕組みを作って試したい個人・小規模事業者です(獲得件数や売上などの成果を保証するものではありません)。複数商品・複数ファネルの並行運用や、日本語テンプレートの即時利用を求める場合は不向きです。基準日:2026年8月30日時点の実測にもとづきます。上で挙げた注意点(削除操作は当ラボ環境の制約により未評価・テンプレートのダミー連絡先・課金解約と退会は対象外)を踏まえたうえで試すことをおすすめします。

内容を確かめたうえでsysteme.ioを試してみたい方は、以下から無料プランに登録できます。

※紹介リンク:登録後の対象商品の購入により当ラボに報酬が生じる場合があります
→ systeme.ioの無料プランを見る

※紹介リンクを経由せず登録する場合は公式サイトからどうぞ。


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